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猫の飼い方ガイド③(しつけ・気を付けたい事編)

猫を飼うなら知っておきたい
しつけや気を付けたい事。
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🐟 猫にも「しつけ」は必要?
猫にもしつけは必要なのか。犬にしつけはイメージがわきますが、猫にしつけはイメージがわきにくい方も多いのではないでしょうか。 そんな猫ですが、猫も一緒に暮らす上でしつけをすることは大切なことです。困った行動を事前にコントロールできるようになると一緒に生活する事がもっと楽しくなります。

☘ 提案型しつけの必要性

ひとつ屋根の下で一緒に暮らすにあたって、猫に対して「こうして欲しいな」と思うことが出てくるものです。こんなとき、どうやって教えていけばいいのでしょうか?孤高のハンターである猫に、お互いにコミュニケーションを取りながら、人間と暮らすためのルールを教えるという犬流のしつけをすることはさすがに難しいです。猫に「こうしたらどう?」という提案をうまくして、猫が望ましい行動をできるように仕向けていく事が理想です。たとえば、「粗相をしないように使いやすいトイレを用意する」、「猫が戸惑わないように環境を一定にする」、「あちこちで爪をとがないようにあらかじめ好みに合いそうな爪とぎを何か所かに置いておく」など…。また、キャリーバッグに入る習慣をつけたいのであれば、さりげなく部屋の隅に置いておき、自分から入って探索をしたり、くつろぐように仕向けてあげるとよいでしょう。災害が起こってしまった時や、病院へ連れて行く時に、とても助かります。

☘ 小さな頃にいろいろなモノやヒトを見せてあげる

猫が社会化を迎える生後2週から7週の間に楽しい体験をたくさんさせてあげると、大きくなってから周りの環境に馴染みやすい猫になるといわれています。たくさんの色んな経験をさせてあげると良いでしょう。

☘ 名前を呼ぶ

猫の注意をひくときや食事のときには猫の名前を呼んであげましょう。猫が飼い主のほうにやってきたら、ご褒美をあげたり、大好きなおもちゃなどで遊んであげましょう。名前が呼ばれたらいいことがあると覚えてくれます。反対に大きな声や強い口調で呼ぶのは禁物です。また、叱るときに名前を呼ぶ事はあまり好ましくないです。

目次

猫の元気がない|猫の病気・症状の原因と飼い主ができること|EPARKペットライフ
🐟猫と暮らす上で気を付けたいポイント 【夏と冬】

猫と一緒に暮らすにあたって、ほかにも飼い主として知っていたほうがいいポイントがありますのでいくつか紹介します。

☘ 夏場の飼い方

猫は犬より暑さに適した身体ですが、汗を分泌する汗腺が肉球と鼻先にしかないので熱の放出が難しいのは犬と同じです。猫にとって暑さに対する秘密兵器となるのが、得意のグルーミングです。猫は自分の唾液を皮膚にコーティングして蒸発させることによって熱も一緒に逃がし、体温を下げています。

☘ 上手に夏を過ごさせてあげるために

猫は快適な場所を見つける天才ですから、猫が自分で心地よい場所に移動できる環境を作ってあげましょう。暑さに強いといっても、留守番をさせるときなど、温度や湿度に注意をして、身体に熱がこもらないようにすることは大事な事です。窓のカーテンを閉めて直射日光が入らないようにしたり、空調を使ったり、部屋の空気が循環するように工夫をして、猫の熱中症を防ぎましょう。

☘ 冬場の飼い方

『寒さとカロリー要求量』
人間は食べることで体温を作り出しますが、寒い冬はとくに「食べること」が重要です。カロリーとは熱量をあらわしますが、定義として1calは『1気圧で水1gを14.5度から15.5度まで1度上昇させるために要する熱量』といわれています。温暖な季節に比べると冬は身体も熱量を余計に作り出さなくてはいけません。このため通常、寒い時期は、動物のカロリー要求量は高くなります。もちろん、動物の種類や飼育環境、運動量により異なるので、動物の状況に適した食事量になるよう調節してあげるのが良いでしょう。また、屋外で過ごす場合は、厳寒期では温暖な時期の10%から20%増しのエネルギーを要求するといわれています。反対に、室内の温かい環境の中だけで過ごしているのに、外の寒さにあわせ、増量した食事を与えてしまうと冬太りにつながってしまうので注意が必要です。

『寒い時の体温調節』
寒いときにブルブルッと思わず身体を震わせる行動は、筋肉を振動させることにより熱を生産させ、体を暖めているのですが、ほかにも体温調節する生体機能として、次のようなものが挙げられます。
◇毛を立てたり膨らませたりして、身体の周りに空気の層を作って熱が逃げるのを抑える。
◇皮下脂肪は熱の放出を防ぐので、冬に備えて皮下脂肪を蓄える。
◇身体を丸めることで、外気に触れている表面積を減らして放熱を抑える。
猫がこんな仕草を見せたときは、寒いのかもしれません。日向ぼっこができるように部屋の動線を工夫してあげる、お気に入りの寝床に毛布を一枚余計に用意するなど、工夫をしてあげると良いでしょう。

『逃げられるようにする』
部屋を温めたり床面を温めたりする場合には、猫が熱いと感じたときに逃げられる場所を必ず用意しましょう。低温やけどにも注意です。また、こたつに潜りこんで出てこられなくなり体調を崩すこともあります。こたつ布団の四隅の一つはテーブルの上にかけた状態にしたり、こまめにスイッチを入れたり切ったりすると安心です。

『ヤケドから守る』
ストーブなどでやけどをするケースが多いので注意が必要です。物理的に猫が近づけないように工夫をすると安心です。お出かけのときなど、暖房器具をつけたままにしておくのが心配なときには、タイマーをつけておいたり、湯たんぽ代わりとして、ペットボトルにお湯を入れて、しっかりとバスタオルなどでくるんでおくと良いでしょう。

『適度な湿度と換気』
乾燥により呼吸器官を痛めてしまうことも多いです。乾燥している状態ではウイルス性疾患も伝播しやすくなります。暖房を効かせすぎてしまうとお部屋の中はカラカラになってしまいますから、湿度に留意したり、まめに部屋の喚気をするようにしてあげると良いでしょう。
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